モーツァルト ピアノ協奏曲 20番&21番(ピアノ:坂本真由美、指揮:ニクラス・ウィレン、共演:WDRケルン放送管弦楽団)のレビュー

モーツァルト ピアノ協奏曲 20番&21番(ピアノ:坂本真由美、指揮:ニクラス・ウィレン、共演:WDRケルン放送管弦楽団)
ピアノ協奏曲の中でも特に20番と21番には心にしみる美しい旋律の連続である。この2曲を連続して聴くことができ、至福の時間を過ごすことができた。Mozartは天才!と思って、この曲を聴きながら、CDに入っているピアニストによるライナーノーツを読むと新しい気づきがあり、そしてMozartへの想いもとても興味深い。この2曲は、いろいろなピアニストの方の演奏があるが、このCDを聴いて、一つの和音を数分の1秒ほど分解して弾いているところがあることに気づき、独特の雰囲気も刺激になった。オーケストラとの相性もすばらしく、ホールでのライブ演奏のように心を打たれ、大事な1枚としてCD書棚に並ぶこととなった。ピアノソナタのCDなども期待したいところである。
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